
今回は、「自分らしい営業スタイル」を確立するための新常識を考えてみます。
“新常識”と言っても、自分だけの常識とお考えください。
時代とともに変化するもの
営業の「正解」は時代とともに変化しています。
以前は、会社のセールスマニュアルを熟読し、ひたすらロープレを繰り返すことが基本でした。
しかし、これからの時代に求められるのは、そうした定石を踏まえつつも、自分らしい営業スタイルを自分で確立することです。
野球に例えるなら、ただバットの素振りを繰り返すだけでなく、自分の体格や得意なコースに合わせてフォームを微調整していくイメージです。
テクノロジーの進化や顧客の購買行動が多様化する現代において、すべての人に通用する「教科書」は、もはや存在しないと言えます。
では、どうすれば自分だけの営業スタイルを見つけられるのでしょうか?
鍵となる3つの要素
1. データに基づいた自己分析
「自分の長所と短所を客観的に分析する」という基本は今後も変わることはありません。
しかし、今後の最新トレンドでは、この分析にデータを積極的に活用します。
例えば、顧客管理システム(CRM)のデータがあればそれを分析
自分がどのような顧客層で高い成約率を上げているのか?
どの商談フェーズでつまずくことが多いのか? などを客観的に把握します。
これにより、感覚に頼らない、より精度の高い自己分析が可能になります。
今まで自己分析も顧客データも、あまり考えて来なかった場合は、ぜひ意識することをお薦めします!
2. 顧客体験(CX)の最大化
現在の顧客は、単に製品やサービスを購入するだけでなく、そのプロセス全体を通して「良い体験」を求めています。
そのため、顧客との関係構築においては、共感力や対話スキルがより重要になってきます。
これまでも常に言われてきたことですが・・・
一方的な売り込みではなく、顧客の課題を深く理解し、その解決策を一緒に探るパートナーのような存在を目指します。
この過程で、自分の強み(例えば、ヒアリング力、提案力、クロージング力など)が最も活かされるポイントを見つけ出すことです!
3. 継続的な学習とフィードバック
そして、仮に一度確立した自分のスタイルに安住することは、衰退を意味します。
その理由は、市場や顧客のニーズは常に変化しているからです。
様々な勉強会に参加したり、営業の最新トレンドに関する情報収集を続けたりすることは重要です。
また、同僚や上司・取引先からのフィードバックを積極的に求め、常に自分のスタイルをアップデートし続ける姿勢が、長く活躍できる営業パーソンへと成長させてくれます。
この姿勢は、仮に独立起業しても継続することは自分の中で常識化してください!
自分らしい営業スタイルを確立することは、単に成果を上げるだけでなく、営業という仕事そのものをより楽しむことにもつながります。
ぜひ、これらのポイントを参考に、あなただけの法則を見つけてください。