今月の「ランチェスター経営戦略」

今回は、「一点絞り」です。

自分の行っている事業で選択と集中をして、差別化へ繋げる。
そして地域エリアでシェア1位の強い商品やサービスを作る。

以上が、ランチェスター戦略で語られる小規模事業者の戦略です。

ポイントは、「一点集中」「一点に絞る」ということです。

この内容を、昭和時代にヤクルトスワローズと西武ライオンズの元監督、廣岡達朗さんが非常に分かりやすく説明してくれていますので、ご紹介します。

私がヤクルト監督に就任した1976年5月だが、参考にしたのが“1点絞りの理論”である。1点絞りとは、サンケイスポーツの評論家として悪戦苦闘しながら初めて評論原稿を書いたときに、当時の運動部長だった北川貞二郎さんから学んだことだ。
試合の要点を4つも5つも詰め込んだ私の文章を読んだ北川さんから「こんなに要点が多かったら何が本当に重要なのか読者には伝わらない。
テーマを1点に絞り込んで書いてくれ」と言われた。
大切なのは“捨てる勇気”だ。

その言葉を念頭に、あれもこれもと手を付けず、1年目は投手陣の強化に徹底して取り組んだ。勝敗の70パーセントを左右するのは投手力だ。そこで、松岡弘、安田猛ら5人の先発投手を決めて、中4日のローテーションを確立した。どんなに打たれても5回までは代えない。人間としての責任感を植えつけた。

翌年は打撃、守備に着手。すべては計画性にのっとってのものだった。いま、そういうチームがあるだろうか?

Bクラスなのに、すぐに優勝したいという球団ばかりだ。
今年はA、来年はB、再来年はCを強くするという発想がない
                    ※週刊ベースボールONLINE より一部抜粋

事業の重要なポイント、自分がやりたいこと、目標や目的はたくさんある。

これは、誰でも同じで欲望があれば、あれもこれも手を付けないと不安や焦りが付きまといます。

しかし、時間は限られ、実行する人員も限られる。これが現実でもあります。

ここで冷静に振り返ると、「捨てる勇気」「絞る勇気」で、まずは1つの内容に3か月でも短期間で良いので集中することが重要です。

今は、ITAIでスピードが重要、即断即決が勝負を決める!と言われますが・・・ 
その前にまずは、自分(自社)が集中して作り上げる「強み」は何か?

これを明確にしてから動くべきですね! 中身が無ければ戦えません。

POINT

1.現状の把握

2.最も重要なポイントの選別

3.手を付ける順番の計画

4.ブレずに計画を実行する勇気

以上が、戦略と戦術を実践する場合に必要な心構え

~参考になるコメント集~ 

無意識でプレーできなければ一流とは言い難い

英彩人 旬報 2019年9月号より

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