
ファーストアプローチの心構え
今回は、初回に訪問する場合の「発想の転換」をご紹介します。
接客も訪問営業も、最初の一歩は緊張します。
しかし、最初から結果を出そうとして力むと、なかなかうまく行かないこともあります。
そこで発想を変えて、最初は次のように考えることを心掛けてみてください。
「このお客様と長い間、お互いがビジネスパートナーとして、メリット(利益)が得られる関係になれる人かどうか?これから見極める活動をする。」
飛び込み営業でスタートした私は、新規のお客様を開拓するとき、最初は必ず上記のような考えにしました。
しかし、下記のように考えるのはNG
最初から「見込み客」を見つける
「売る相手を見つける」
「買ってくれる人を見つける」
・・・などと考えると、なぜかとても精神的に疲れます。
連続して「お断り!」「間に合ってます!」など、お決まりの断り文句を受け続け、
何十件目かで、やっと話を聞いてくれたお客様との会話で、このことに気付かせてくれました。
簡単に言うと、そのお客様はお店の宣伝で困っていました。
今思えば、たまたま運良く出会えたようなものですが・・・
お客様から「ウチに具体的なメリットがあれば教えてよ!」という言葉を逆に頂いたことで、気が付きました。
このお客様とは、現在までメリットを共有し合える信頼関係を築いています。
もっと気が楽になる考え方とは?
では、さらにもっと気持ちが楽になる発想の転換をご紹介します。
特にこれは、毎日の営業活動に行き詰まりを感じている方には、効果テキメンです!
それは、初回の訪問活動は「二度と行かなくても良い訪問先を、まず探すこと」と考えるとどうでしょうか?
その人の性格にも依ると思いますが、私の場合は、性格的・生理的に合わない人をまず排除しました。
こうすることで、自分にフィーリングが合う人だけが残ります。
そこに対して自分の持つサービスのエネルギーを集中して注ぎ込めます。
また、対人関係でのストレスも無くなるので一石二鳥です!
ここで、上司に「お前にとって嫌なお客こそ、後々いいお客になるんだ!」
・・・などのアドバイスをされ迷いが生じることがありますが、最初は無視してOKです。
これは、ファーストアプローチが軌道に乗ってからの第2段階でも遅くはありません。
ただし、自分にフィーリングの合うお客様に対して提供するサービスは、対価として頂く金額以上のものをお返しする!
という精神を常に忘れず、自分自身を高める努力を続けなくてはダメです。
今回のポイント
・ファーストアプローチは、力まず自分とフィーリングの合う人を探す
・お互いにメリットを共有しあえる関係を作れるか?考える
・嫌なヤツ・嫌いなヤツを排除する発想
・フィーリングの合う人には、出し惜しみせずサービスを提案する